毎日賛歌。好きなことについてつらつら書いていきたいと思います。

青森旅行記④ ねぶた祭り‐後編‐

③のつづき。 

いよいよ、ねぶた祭スタート!! 

①②③はこちらから 
青森旅行記① いざ青森
青森旅行記② 大間・仏ヶ浦
青森旅行記③ ねぶた祭‐前編‐

ねぶた祭りスタート

スタートの時間が近くなり、今か今かと会場のボルテージが高まっていきます。
改めてコースをおさらい。

このコースを各ねぶたが1周していきます。
自分の現在地はスタート地点。開始を待つ観覧者でいっぱいです。 

あたりが暗くなり始めているころ。
いよいよ祭りがスタートです。
行脚を始めるねぶたにあかりが灯され、ねぶたにつづく太鼓やお囃子、ハネトの隊列が音を立て始めます。
ハネトとはいわゆる踊り子の方です。

待ちに待った瞬間。
お囃子聞くと「ああ、お祭りだなあ」と実感しますね。
大迫力のねぶたが目の前を通過していき、太鼓、お囃子、ハネトの隊列が続きます。
通過して行ったねぶたはコースへと駆け出していきます。
次から次へとスタートしていくねぶたを夢中で楽しむ。
目と。耳と。熱気と。このお祭り楽しいぞと。 

ねぶたを押しているは、高校生くらいの人が多かったように思います。
そのあとに屈強な太鼓群、さらに世代性別様々なお囃子ハネトが続きます。
本当にいろんな人たちが参加しているような印象がありました。
祭りはみんなのものなんだなあと。 

太鼓をたたく勇ましさはシンプルにかっこよく、そこに比較的わかめの方がいると「街の伝統を受け継いでいるんだなあ」とすごく素敵だなと思いました。
お囃子の音色は祭りに盛り上がり、活気を生み、ハネトの方々が楽しそうに進んでいく姿は見ている方の気分も高揚させていきます。 

完全に日が落ちるとねぶたのあかりは街を煌々と照らしていき、闇夜に映えるねぶたはさらに魅力を増します。 

場所変

スタートから1時間ほどでしょうか、あっという間にこの日運行する17台のねぶたのスタートが終わりました。
するとすぐに最初にスタートしたねぶたがコースを1周し終え、スタート地点(ゴール地点)に帰ってきました。
そのねぶたを見ていると、どうやらコースにでたねぶたは直線的に進むだけではなく、左右に回転し、時には観覧席のほうに突っ込んでいき(寸前で急ブレーキ)、かなりサービス精神旺盛に動いていただけるよう。
これまで自分が見ていたポイントではまだまだねぶたのフルパワーをみれていないことがわかりました。

もうちょっとどこで見るのか考えておくべきだったなと思います。
初めに立ち止まったところはスタート地点というかスタート地点に向かっていく、微妙にまだスタートしていない地点です。
ねぶたを動かしている人たちも太鼓もお囃子もまだフルパワーではないのではと思います。
スタート地点であかりを灯すねぶたや、そこで太鼓・お囃子をスタートさせる隊もあり、あくまでまだスタートしていない場所でした。
とはいえ1つ1つと勇み進んでいくねぶたを見ていると夢中になってしまってその場から動けません。 

そうとわかればちょっと移動。
ゴール地点から少しずつ遡って行きます。 

さっきまで居た場所は片側3車線くらいの道路だったのですが、こちらは片側1車線。
より近く見ることができ、迫力が増します。
大きなねぶたが道路を進んでいく様は圧巻。
うん。やっぱり思ってる以上に大きい。
これ作るのすごすぎるわ。 

ねぶたは曳き手と呼ばれる人たちが押して動かします。
屈強な男たちが押していきます。
重さ約1.5トンとのこと。
各ねぶたは扇子持ちという方が指揮をとり、合図を出してねぶたをコントロールします。
動かすには息を合わせる必要があります。
また、コースには当然、信号機や標識などの障害物があるのでそれらを扇子持ちの指示に合わせよけていきます。
集中して約1時間の道のり、お疲れ様です。 

沿道には出店がでて、人がたくさん。
若い人からお年寄り、また外国の方もいます。
久々に感じる賑わい。
人混みは苦手ですが、賑わいは好きです。 

コースには有料の観覧席があります。
そこで見れば、より近く、また座って落ち着いて楽しむことができます。 

どうしてこんな大きな紙人形をつくることになったのだろうか。
東北の文化にはおもしろいものがたくさんありますね。
なまはげなんかもすごく好きです。 

祭り終了

そんなこんなであっという間に時間は過ぎ、お祭り終了。
正直言って、1人で行っても2時間以上ある祭りをどこかで飽きてしまうのではと少し心配していました。
「まあそうしたら終わる前に帰ろうか」とも思っていました。
ですが、まだ足りないくらい、コースの通りから人がはけていくまで、最後まで楽しんでいました。 

書いてきた通り非常に楽しく魅力にあふれる素敵なお祭りでした。
皆さんもぜひ。 

ああ、「やっぱり祭りっていいな」と思いました。
 老若男女様々な人、国籍とかバックボーンとかどんな青年期を過ごしたかとか所属してきたコミュニティとか問わずみんなが楽しめる、みんなのものなんだなと改めて認識しました。
日常を忘れ、そこでためていたエネルギーを放出する、解放される場所。
時にそのエネルギーが大きすぎて恐ろしいとすら感じる。
この放出の場は日常を進めていく上で非常に大きな意味を持つこともあり、今後も受け継いでいかなければいけないなと。
今回3年ぶりに開催されたこの青森ねぶた祭り、途切れることなく続いていったらいいなと思います。 

また来たいです。
今度はハネトとして参加したいなとか、観覧席でじっくり見るのもありだなとか。
期待は膨らみます。 

祭りの楽しさ、すばらしさを再認識し他の祭り、特に東北三大祭りを制覇したいなと思いました。
来年は秋田・竿燈祭り!?!? 

今回の青森旅行記はここまでにしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回。 

興味を持っていただけたら