④のつづき
①②③④⑥⑦はこちらから
北海道旅行記2021① 北の大地へ
北海道旅行記2021② オロロンライン
北海道旅行記2021③ 宗谷丘陵・ノシャップ岬
北海道旅行記2021④ 礼文島-礼文岳
北海道旅行記2021⑥ 稚内→旭川 250キロドライブ
北海道旅行記2021⑦ 美瑛・富良野
北海道旅行2日目、午前中は礼文岳に登りました。午後の模様です。
桃岩展望台コース
礼文岳から下山。
いやー、お疲れさまでした。
さてさてこの後はどうしようか。
当初の予定ですと、この後島の北側を巡り、明日、朝から桃岩展望台コースをトレッキングし、午後の船で稚内に帰るというものでした。
明日の桃岩展望台コースはかなり楽しみにしているのですが、天気が微妙。どうしたものかと考えた末、今日この後、桃岩展望台コースに向かい、明日朝一の船で稚内に帰るという結論になりました。
午前歩いて、午後も歩く。
スーパーハード。
天気が悪いなら、なんとかして影響を受けない日程に変えていきます。
というわけで、礼文岳登山口から桃岩展望台の駐車場へ。
コースとしては、桃岩展望台の駐車場から元地灯台までの往復5.4キロメートルです。
コースマップの参考タイムだと4時間弱となっているのですが、距離から考えてそんなにはかからないであろうと思われます。
13:30を過ぎたころトレッキング開始。
最初に緩やかな登りをすこしばかり歩くと巨大な岩が姿をあらわします。
桃岩です。
高さ約250メートル、幅約300メートルの巨岩。
でけえ。
そしてここから眺める景色のすばらしさ。
礼文島まで来た目的の1つです。
しばらく楽しみ、先へと歩みを進めます。
しかしこのトレッキングコースとにかく気持ちがいい。
礼文岳の頂上付近でもそうだったのですが、気候や地形の影響なのでしょう、背の高い植物がない。
こちらのトレッキングコースはそれがより顕著です。
見渡す限り背の低い草木が生い茂っており、その先には青い海。最上級の大自然です。
このトレッキングコースは一番高いところで標高250メートルにも満たないのですが、景色はまるで高山。
登るのに大変な思いをせずともこんな景色を味わえるという非常にコストパフォーマンスのいい場所です。
礼文島といえば高山植物が有名で、どうやら6月から7月初旬くらいまでが礼文島に咲く高山植物のベストシーズンのようです。
訪れたのは7月の下旬だったのでピークではないようでしたが、ベストの時もまた見てみたいです。
気持ちよくこのコースをかっぽしていきます。
多少のアップダウンがあるのですが、登りを超えるたびに新たな景色が広がっています。
わくわくしながら次の景色、次の景色と歩んでいきます。
楽しくて早歩きになっていたのか、スタートから1時間ほど、14:30ごろ元地灯台到着。
往路終了。
少し休憩をはさみ、復路開始。
帰りは帰りで、また行きとは違う方向から景色をみることになるので、新鮮な気持ちで歩くことができます。
途中、三脚を立て自分を含めて写真を撮ったりと、十二分にこのトレッキングコースを満喫しました。
行きと同じく1時間ほどかけて桃岩展望台まで帰ってきました。
いやー、最高でした。
こちらのトレッキングコースは港からも比較的近いので、みなさんもぜひぜひ足を運んでみてください。
澄海岬
時刻は16時前。レンタカーの返却は18時。あと2時間ちょっと。
島の北側にまだまだ行きたいスポットがたくさんあるのでそちらに向かいます。
最初は礼文島最北端のスコトン岬に向かおうと思っていたのですが、
そちらの周辺にはほかにもしっかりと楽しみたいスポットが多く、時間の関係上なくなくカット。。。。。。。。
またいつか。必ず。
そんなわけで澄海岬へ。
到着し、車のドアを開けた途端に鳥の鳴き声が、耳をつんざく。
岬の方に足をすすめると大量のウミネコ?がお出迎え。
こいつらが声の主か。
ウミネコにとってもここが居心地のいい場所なんでしょう。
青の海と緑の丘が非常に映えている場所です。
肝心の岬は、読んで字の如く、海が非常に澄んでいてきれいな所でした。
巨大な岩壁があり、自然のスケールが違うなと。
さすがは北海道と改めて感心します。
礼文空港
時刻は17時になり、レンタカーの返却時間が迫ってまいりました。
この後は礼文島の右上、金田ノ岬を通って、香深に帰っていきます。
まずは礼文空港に寄り道。
こちらの礼文空港はかつて定期便が運行していましたが、2003年の3月に廃止。
それ以降2022年6月現在まで運行されていません。
2009年の4月には供用も休止となり、無人となっております。
2026年3月31日まで供用休止が決まっています。
すごくコンパクトな建物で、しばらく使われていないためか、廃墟のような様相。
真っ赤な「礼文空港」の文字が小気味悪さを助長している。
建物の脇にフェンスがあり、滑走路に入れないようになっています。
フェンスには「立ち入り禁止」の文字。
破滅後の世界とか、ゾンビの世界とか、そんな雰囲気さえあります。
うすゆきの湯
さあ礼文空港をあとにし、金田ノ岬へ。
ここはアザラシが見れるかもとのことだったのですが、車から見たところいなさそう。
時間もありますし、車を止めることなく、先を急ぎます。
あとは車の返却のみと。
最後にセイコーマートに寄り、その日の夕食などを購入。
この日は東京オリンピック・サッカー日本代表の試合をテレビ観戦するために、外食せず、お弁当をホテルにて食べます。
18時前にレンタカー返却完了。
部屋にてゆっくり。
今日はとにかく歩いたので、お風呂に入りたいなと。
今回泊ったところには浴場がついていないのですが、徒歩圏内に日帰り温泉「うすゆきの湯」があります。
営業時間は通常22時までなのですが、この時はコロナによる時短で21時(最終受付20:30)までとなっておりました。
サッカーが18時キックオフ。
20時ごろ終わるだろうから、終わったら即行こうと計画。
前半終了時点でスコアが0-0。
嫌な予感がしてくる。
この試合は決勝トーナメント。そう。90分で決着がつかなければ15分ハーフの延長。
温泉の受付時間に間に合いません。
うん。なんとか点を取ってくれ。頼む。
時間が進んでいくがなかなか点が入らない。
何とかしてくれ。
願いは届かず、90分で決着つかず試合は延長へ。
試合をとるか。お風呂をとるか。
熟慮の末、
延長前半10分、部屋を出ました。
明日に疲れを少しでも残さないように。
思いはサムライブルーにたくしました。
うすゆきの湯は香深港から近い場所にあり、非常に便利な立地になっています。
お値段は中学生以上1人600円。
いいですね~。
ゆっくりしたかったのですが、
営業終了時間が迫っていることもあり、最低限で退散。
こんなことなら先に来ておけばよかった。。。。
ちなみに日本代表はPK戦の末、勝利したとのこと。
最初の時点で延長が完全に頭になかった自分のリスク管理不足です。
一人旅行ではこの能力が非常にカギになってくると思っています。
まだまだ甘ちゃんでした。
精進します。
こんな感じで1日が終了。
明日は天気がいまいちなので、朝一の船で稚内に帰ります。