⑥のつづき
前回は4日目の午後。
摩周湖や春国岱を楽しみ、東の東、根室までやってきております。
本日はいよいよ最終日。
①②③④⑤⑥はこちらから
北海道旅行記2022① 1日目
北海道旅行記2022② オロロンライン
北海道旅行記2022③ オトンルイ風力発電所
北海道旅行記2022④ オホーツク海沿岸ドライブ
北海道旅行記2022⑤ 美幌峠・屈斜路湖
北海道旅行記2022⑥ 摩周湖・春国岱
納沙布岬
コテージからおはようございます。
窓から湖を望めるという素晴らしいシチュエーションの中の目覚めです。
本日は15時台の飛行機で釧路空港から帰ります。
それまでどうしましょう。
検討した末、せっかくここまで来たからには本土最東端を目指します。
納沙布(ノサップ)岬へ。
本日の天候はあいにくの曇り空。
コテージの前には昨日のきれいな夕日に映えたオレンジと違いグレーの風蓮湖。
またこの日は気温が低い。
9月初めにしては肌寒い。
北海道ではこんなもんなのかもしれませんが。
そんな中40分ほどかけて納沙布岬到着。
8:00。
寒い。
岬だからか風も強く。
昨日との寒暖差で自律神経がやられそう。
日本本土最東端は北方領土からほど近い。
関連するモニュメントや碑がたくさん立っています。
海の方に目をあると目と鼻の先に歯舞群島の島が。
北方領土資料館もございますが、開館時間がまだのため断念。
いろいろとお勉強したかったな。
やっぱり実際に来てみると、これだけ近くにあるのにと悔しさというかやりきれない感情が沸き立ってきます。
早期の返還を願っています。
友知トーチカ跡
さて根室市街の方へと戻っていきます。
途中日本最東端のセイコーマート「うちやま歯舞店」へ。
とにかく寒く、頭がおかしくなりそうだったので、ホットカフェオレを購入。
これが9月頭という衝撃。
あったかいの売っててくれて助かりましたね。
もう1つ寄り道。
友知トーチカ跡。
トーチカとは戦争遺構であり、鉄筋コンクリートでできた陣地というか身を隠すところというかそんな感じ。
北海道にはトーチカが残っている場所がちょこちょこあります。
この友知トーチカ跡は根室市街と納沙布岬をつなぐ道道35号線の脇にあります。
草むらの中にあぜ道のような車が通れる跡があるのでそこを進んでいきます。
この時は道が大変ぬかるんでいてまた非常に狭く感じたので車でいくのは無理だと判断。
車を降り徒歩で向かいました。
徒歩とはいえ、道から数百メートルくらいの距離ですから、そんなに大変ではありません。
そして肝心のトーチカ。
草むらの中にあらわれるコンクリートは異様。
戦争当時の姿のまま時が止まったようにたたずんでいますが、コンクリートはさびれてやはり時間が経過している。
取り残されてしまったようなそんな印象を受けます。
尻羽岬
9:00。
さあこの後はどんどん西へと向かっていきます。
根室を超え国道44号線をひたすら西へ西へ、厚岸も通過。
尾幌で道をそれます。
向かうは尻羽岬。
納沙布岬に次いでまた岬!?と思われるかもしれないですが、また毛色の違う岬で。
このあたりは景勝地の岬が多く、以前に涙岬を訪れたときにその雄大さに感激しました。
今回はまた別の岬ということで、今旅行最後のスポットとして尻羽岬に。
先ほどの友知トーチカ跡から2時間ほどのノンストップドライブ。
岬へ向かう最後には舗装されていないダート道。
大き目の石が転がる道で、がたがたと車が揺れます。
そんな道を4キロ進み、駐車場へ到着。
ここから岬の先端まで歩いて20分ほど。
行きましょう。
視界が開けた草原を岬目指して歩いていきます。
視界が開けているとは言え、やはり無防備で歩くのは熊がこわい。熊除けの鈴とお守り代わりの熊スプレーを携え進みます。
そして先端到着。
先端に何があるというわけではなく、その道中の草原と海との景色を楽しむスポットですね。
岬自体は切り立った崖になっています。
高さ数十メートルくらいですかね。
スリルもあります。
帰路
はい。
駐車場に戻って時刻は12:00。
終了。
帰りのダート道ではキタキツネに2匹遭遇。
4回目の北海道ですがこんなにしっかりとキタキツネを見たのは初めて。
車から見ていると1歩1歩と寄ってきたので怖くなりすぐ退散。
キタキツネにはエキノコックスという恐ろしい寄生虫がいますので要注意です。
空港までの途中に釧路により、和商市場でカニを購入。
クール便で発送。
家に帰ってからのお楽しみ。
そして空港。
旅行の終わり。
何回来ても楽しい北海道。
底知れない魅力。
さすが魅力度ランキング1位です。
2023年も来れたらいいな。
それではまた次の旅行記で。