②のつづき
前回は大隅半島にてJAXAの施設を見学したり、雄川の滝で自然を感じて、テイエム牧場温泉を堪能しました。
今回はここから桜島へと進んでいきます。
①②はこちらから
鹿児島旅行記① 韓国岳
鹿児島旅行記② JAXA・雄川の滝・テイエム牧場温泉
道の駅 たるみず はまびら
テイエム牧場温泉を満喫した御一行(1名)。
温泉の後はソフトクリーム。
ということで「道の駅 たるみず はまびら」でソフトクリームいただきます。
見た目はもふもふ系。
味はしっかりとソフトクリームでおいしかったです。
450円。
黒神埋没鳥居
さてこの後は桜島へと向かっていきます。
まず「黒神埋没鳥居」。
1914年に起きた桜島の大噴火によって高さ3メートルあった黒神神社の鳥居がたった1日で火山灰や軽石で2メートルほど埋まってしまったということらしいです。
恐ろしい自然。
ヒト1人分の高さですからね。
町は壊滅的だったのではと推察します。
この鳥居は災害の記憶を後世に伝えるためにと今もこのまま残されているそうです。
まざまざと伝わります。
その時まで桜島は文字通り”島”であったものの噴火による溶岩で大陸と地続きになったとのこと。
とてつもない規模の噴火であったのでしょう。
桜島は今も活火山。
島のあちこちで退避壕が設置されているなどでそのことを痛感します。
有村溶岩展望所
少し移動。
有村溶岩展望所。
溶岩がごろごろする中に遊歩道があります。
展望所からは辺り一面の溶岩とマツの木。
その奥に猛々しい桜島の山。
噴煙が少し上がっていました。
活火山だ。
そのことを実感します。
足元には火山灰らしきものが積もっています。
これだけ近いと、もし今噴火したらひとたまりもないなと。
ところどころに避難シェルターが設置されていますが、そこまで辿り着けるのか、どれだけ防げるのか。
桜島フェリー
さあ17:30すぎ。
本日は鹿児島市内に宿泊します。
ということで桜島フェリーに車ごと乗船しましょう。
桜島フェリーは鹿児島市と桜島を15分で結ぶフェリー。
なんとこのフェリー24時間運航しています。
運行間隔は15分~30分に1本といったところ。
眠らない航路。
車を乗せるのは非常に簡単。
高速の料金所のようなところでお金を払うだけ。
手続等はないようです。
車長3メートル以上4メートル未満で1400円。
運転手分の運賃込みです。
いざ乗船。
車を船に乗せ、客室に移動しようとしていると、周りの車の人々は降りる気配がない。
???
どうやら降りなくてもよいようです。
長い航路だと車両甲板に残るなというアナウンスがされますが、それもなく。
ならば私もと車に乗ったままの船旅も貴重なものだと思い車に残ることにしました。
船はすぐに鹿児島港に到着。
これほどに短い船旅もまた面白い。
下船するとそこはもう鹿児島市街。
いきなりの複数車線、1つ1つと迫りくる交差点。
あわただしく頭を使いながらの運転を強いられます。
そんなこんなで今夜宿泊する「ホテル タイセイアネックス」到着。
鹿児島中央駅からほど近い立地。
サウナ付きという魅力に駆られ選びました。
その肝心のサウナが広々ゆったり。
よかったよかった。
知覧特攻平和会館
さて翌日。
本旅行最終日。
本日は薩摩半島を南下していきます。
最初に向かったのは知覧特攻平和会館。
知覧には旧日本軍・陸軍の飛行場があり、そこから特攻兵が出撃していました。
その基地があった場所に平和を祈念して建てられた施設です。
館内には様々な遺品や資料が展示されています。
その中に特攻兵として飛び立つ前に家族にあてた手紙・遺書が多く展示されています。
簡単な言葉で表現していいものか、ためらわれますが、とても辛いものでした。
その手紙・遺書の内容のほとんどは、自分以外の誰かのことを思った内容で、本人はとても怖く苦しく辛いであったろうにも関わらず、それを感じさせず、明るく、また、大切な誰かの幸せを願ったものでした。
それが辛くて辛くて。
誰かを想うとはこういうことなんだろうと。
その文章からみなさん立派な方々だったのだろうと。
こんな作戦はあってはならないと思うけれども、今の価値観でそんなことをいうのも特攻に身を捧げた方々に申し訳ない気もする。
ただやっぱり若い人を無下にする、ぞんざいに扱う社会に未来はないと強く思いました。
ほかにも知覧という街が兵隊さんたちとどのようにかかわっていたのかなどが資料から知ることができます。
また語り部の方の講話を拝聴することができました。
どのくらいの頻度で行われているのかはわかりませんが、この日は1日何回か行われているようでした。
特攻がどのようなものであったのかを知ることができる施設です。
近くに行かれた際にはぜひ訪れてみてください。
知覧武家屋敷
さて、次は知覧の武家屋敷をふらふらと。
特段当てがあったわけではないですが、知覧といえば知覧茶ということで「知覧農園」でお茶っぱを購入しました。
試飲もさせていただけるのでありがたかったです。
帰ってきてからもおいしくいただいています。
道の駅 山川港 活お海道
さあ旅行も最終盤。
といいつつ空港から逆方向、まだまだ南下していきます。
「道の駅 山川港 活お海道」
14時ですが遅めのお昼をいただきます。
海鮮丼。
1旅行1海鮮丼みたいなところがありますね。
いぶすき元湯温泉
お昼を済ませたということで正真正銘のラスト。
指宿で温泉に入ります。
「いぶすき元湯温泉」
指宿温泉発祥の湯とも呼ばれているという歴史のある温泉です。
昔ながらの木造家屋。
入り口を入ると番頭のような方がいらっしゃいますのでそちらで入湯料をお支払い。
350円。
鹿児島の温泉はどこも破格です。
さっそく中に入ってみると内湯が2つという作り。
お湯が流れる小さな音以外何もせず、非常に厳かな雰囲気。
音のソノリティにでてきそう。
お湯は少ししょっぱい。
塩系の温泉のようです。
雰囲気も含めて十二分に楽しみ、終了。
湯冷ましがてら指宿を散歩。
砂むし温泉にもいつか来たいなぁ。
というわけで鹿児島市街に帰り、リムジンバスで空港へ。
これにて終了。
鹿児島は食べ物も自然も温泉もでたくさんの面があります。
なんでも楽しめるのが魅力だなと。
今度は鹿児島がいくつも抱えている魅惑の島々に足を運びたいです。
ということでまた次の旅行で。