今回、伊豆諸島・三宅島に行ってきました。
東京から最短1時間で島を味わえるのが伊豆諸島の大きな魅力だと思います。
その中でも三宅島は火山島であるがゆえの雄大な自然、
島ならではののどかな風景がとてもすばらしかったです。
1泊2日。旅行好きの方、とりわけ三宅島への旅行を考えている方の参考になれば幸いです。
②以降はこちら
三宅島旅行記② 新鼻新山・火山体験遊歩道など
三宅島旅行記③ 今崎海岸・三池港など
東京→三宅島
三宅島へのアクセス方法は2つあります。
船か飛行機。
船旅もとても素敵なのですが、
今回は時間の関係もあり、飛行機を選択。
新中央航空の飛行機が調布と三宅島を1日3往復しています。
調布飛行場をいつか使ってみたいと思っていたので、非常にわくわくします。
ちなみに所要時間は50分、お値段は往復約3万円です。
第1便を予約。
この時は前日でも空席がありました。
当日、いざ調布飛行場へ。
きれいな青空の元、電車とバスを乗り継ぎ、最寄りのバス停で下車。
ここから10分~15分ほど歩く。
いつでも旅路は高揚感に包まれる。
大きな荷物に誇らしさと少しの恥ずかしさを感じます。
飛行機の出発時間の40分ほど前に到着しました。
事務所のような建物で、予想通りのコンパクトさですが、思っていたよりもきれい。
中に入るとすでに20名ほどの人。
旅行客だけでなく、仕事で島に向かうと思わしき人も多かったです。
早速受付カウンターで手続き。
この時、手荷物の重さをはかります。
新中央航空では手荷物は5㎏まで無料であり、それ以上は超過料金がかかります。
超過料金は区間ごとに設定されています。
調布-三宅島間は超過1㎏につき330円です。
残念ながら3㎏オーバーのため990円支払い(旅行の荷物多くなりがちです。。。)。
手続きを済ませ2階の展望デッキへ行くと、今日乗るであろう飛行機を見ることができました。
小さなプロペラ機で、少しばかりの不安と緊張感が出てきました。
保安検査を通過し、小さな待合所で待機。
搭乗開始を今か今かと待つ。
出発時間の15分ほど前になり、三宅島行きの搭乗開始が告げられる。
係の人を先頭に滑走路を歩いて飛行機へと向かう。
羽田などの大きな空港との勝手の違いが楽しい。
ここで大事なことに気づきました。
「そういえば今日の座席わからないな」と。
予約時にも座席選択はなく、受付時にも告げられていません。
そのまま搭乗する飛行機の前まで来ると、係員が座席の発表を始めました。
機体が小さいため、受付時に申告した体重をもとに当日、席が割り振られるようです。
前の座席の人から順に名前がよばれていきます。
呼ばれた人から機体に乗り込んでいく。
「KBさん、C列左側です」。無事名前が呼ばれました。
機内に入ってみると、通路を挟んで左右に1席ずつ座席がある。
予想以上の小さな機体に本当に大丈夫なのかと少しばかりの不安が募る。
全員が席に着き、いざ出発。
プロペラが回転速度をあげていくと共に離陸への緊張感が増していく。
滑走路を走りだし、無事テイクオフ。
離陸後はあっという間に高度を上げていきます。
多摩の街並みがよくみえ、遠くには新宿のビル街やスカイツリーを確認できました。
機体は安定しており、余裕をもって景色を楽しめます。
眼下の街並みに目を奪われているとあっという間に横浜の街並みや江の島が見えてきました。
その後は太平洋上を移動し、伊豆大島を通過して行きました。
ちょうどそのあたりから、視界が雲に包まれ始めました。
するとさっきまで安定していた機体が激しく揺れるようになりました。
やはり小さいためか気流の影響を大きく受けるようです。
あまりアトラクション系が得意ではないため心身が緊張していきます。
ジェットコースターのようなスリル。早く着け早く着け。
先ほどまでの楽しい飛行が突如として苦行に変わりました。
想像はしていたのですが、思っていたよりきつかったです。
軽く乗り物酔いをしはじめたころ、目の前に三宅島がみえてきました。
助かった。
徐々に高度を下げ、無事着陸。ここから切り替えて楽しんでいきましょう。
三宅島到着
9:30
実は何日か前まで天気予報があまりよろしくなく、行くこうか行かまいか迷っていました。
ただ着いてみれば、とてつもない快晴。
自分で自分の選択を誉めてやりたいです。
まずは宿に向かいます。
先日宿に予約の電話を入れた際に空港への迎えをお願いしたのですが、車を置いておくからそれに勝手に乗ってきてくれと言われていました。
「1人で乗ってきていいだなんてそんなことあるのか!?」ととても面白く思っていました。
宿の場所は錆ヶ浜周辺です。
船の発着場がある錆ヶ浜の観光協会でレンタサイクルの予約をしていたので、その周辺近くを選びました。
空港から宿に電話を入れるとやっぱり迎えに来ていただいてるようです。
外へ出るとそれっぽい立て札を持った人がいましたが札に書かれた宿の名前が違うような。。。
ただ近くに行くと名前を呼ばれたので、間違いないようです。
車に乗せていただき空港を後にします。
少しお話しすると迎えに来てくださったこの方、なんと宿の方ではなくそのお客さんとのこと。
宿の常連で、迎えに行くよう頼まれたそうです(ありがたい)。
お仕事で三宅島に来ているとのことで青ヶ島にもしょっちゅう行っているとか。
いつか行きたい。
話しているうちに宿に到着しました。
しかし、ここで嫌な予感が的中しました。
というのも車が出発してすぐに「錆ヶ浜ってこっちか?」と疑問に思っていました。
あらかじめ島の全体的な方向感覚は頭に入れていたのですが、島の西側にある錆ヶ浜と明らかに違う方向に車は走っていました。
到着後Googlemapを開くと明らかにここは錆ヶ浜ではありません。
島の北側、神着にいることがわかりました。
すぐさま予約した宿のHPを開くと愕然。
同じHPに2つの宿が記載されていました。。。
完全なる確認不足。
思っていたのと違う方を予約したようです。。。
さあどうしよう。
②へ続く