毎日賛歌。好きなことについてつらつら書いていきたいと思います。

三宅島旅行記② 新鼻新山・火山体験遊歩道など

①の続き。車がついたのは島のおよそ反対側。。。

①③はこちら
三宅島旅行記① 調布飛行場から三宅島へ
三宅島旅行記③ 今崎海岸・三池港など

臨機応変

まあこういうトラブルも旅行の醍醐味ですね。
とりあえず部屋へ行き重い荷物を置く。この時点で10時ごろです。
頭を入れ替え、すぐにプランを練り直す。
とりあえず自転車を借りないことには始まらない。
錆ヶ浜へは歩いて2時間強の距離。
急いでバスの時間をチェック。
1日5本ほどしかないのですが、なんとか30分後に錆ヶ浜方面行のバスが来ることがわかり一安心。
少しゆっくりしてからそのバスに乗り、錆ヶ浜へと向かいました。 

料金は前払いで乗車の際に降車場所を訊かれます。 

乗客は自分1人。窓の外には島の風景が流れていく。
なんともすばらしい時間。
約40分ほどバスに揺られ、錆ヶ浜港入口で下車。乗車賃350円。
早速自転車を借りに行きます。 

錆ヶ浜港にある三宅島観光協会さんで電動自転車を借りました。
1日半で3500円です。
ちなみになんですが、この時点の観光協会のHPでは神着地区に自転車の充電ができるスポットがあると記載されていたので係りの方に訊いてみました。
するとすでにそちらはなくなっているため、充電できるのは観光協会のみ。
ただそうそう充電がなくなることはないとのこと。
とはいえ、返却まで1日半あり、島のあちらこちらを巡るつもり。
不安なので節約しながら行きます。 

島1周スタート 火山体験遊歩道

昼食をとり、まずは火山体験遊歩道へ。 

1983年の噴火の際に流出した溶岩の上に遊歩道がひかれている。
見渡す限りに溶岩が広がっており、自然の威力をまざまざと感じさせる。
ここにはもともと集落があったとのこと。
今でも旧阿古小中学校の建物が一部残っており、この噴火がどのようなものであったかうかがい知れる。
この大きく広がる溶岩群を見ると、この島が火山島であることを実感する。

 

七島展望台

この後は三宅一周道路を反時計回りに回っていきます。
次に向かったのは七島展望台。 

七島展望台は島の中央・雄山の中腹にあります。
標高およそ420m。約5㎞の道のりを電動自転車で駆け上っていきます。
結論を一言でいうと
「きつい」
シンプルにきつかったです。
電動自転車といえど急坂では非常に堪えます。
途中休憩をはさみながら、30分ほどかけて坂道を登り切りました。
体力に自信のない方はレンタカーで行くことをお勧めします。 

七島展望台からは快晴であれば、八丈島、御蔵島、神津島、式根島、新島、利島、大島の7つの島が見えるようです。
その七島なんですね。 

雄山がより近くに大きくみえ、自然のパワーを感じます。
しかし風が強い。
まっすぐ立っていられないほどでした。
見渡す限り風を遮るものがなく、強風に妙な納得感があります。
帽子等飛ばされやすいものは、お気を付けください。
七島展望台周辺には噴火の影響か、廃屋や通行止めの道路があります。
看板も年季が入っていました。 

帰りはもちろん下りです。
結構な急坂のため、スピードが出すぎないよう神経を使います。
道幅が狭いため対向車にも注意が必要です。
ただ登りがきつかった分、快適快適。 

新鼻新山

長い坂を下り終え、三宅一周道路を左折し新鼻新山へ向かいます。
新澪池跡の反対側に入り口があります。 

ここは1983年の噴火の際にできた火砕丘だそうです。
先ほどの火山体験遊歩道とは異なり、溶岩が非常に細かいです。
溶岩の砂浜のような空間が広がっています。
まるで火星のよう。
1 人迷い込んでしまったような、そんな錯覚があります。

海岸沿いにあるため打ち付ける波の破壊力も感じられます。
僕以外の人はおらず、こんな素敵なスポットを独り占めできました。
個人的にかなりお気に入りのスポットです。 

御蔵島

サタドー岬

この後も三宅島の海を眺めながらサイクリングしていきます。
ただこの時点で3時過ぎ。
日没が4時半ごろのため、駆け足で進んでいきます。

坪田の街を駆け抜け、先ほど降り立った空港を通り過ぎていく。
風を受けて、島の道は気持ちがいい。
この日最後に訪れたのは、サタドー岬。
ここは高さ20mほどの絶壁の岬。
せり立った岩の上から雄大な太平洋を眺めることができます。
あまりわかりいい写真がないため、近くに行かれた際にぜひ立ち寄ってみてください。

ごつごつした岩が多くあり足元注意です。
隣にビーチがあり、波の轟音が響き渡っていました。
サタドー岬では釣りをしている方もちらほら。
こんな高さからする釣りも、普段と違いまた一興なのでしょう。 

さあ日が陰ってきたので宿へと急ぎます。
途中ひょうたん山があったのですが、泣く泣く通過。
多少のアップダウンがある島道を自転車でかける。

商店に立ち寄り飲み物などを購入。
そののち、日没少し前のタイミングで宿に到着しました。
今回は宿で夕食をいただきます。
7時ごろまで部屋でゆっくりし、ご飯とお風呂を済ませました。
この日は日本シリーズの開催日。
だらだらと野球を見ながら、明日の予定を考え、日付の変わるころ就寝。

明日は島の西側で遊びます。

③へ続く
三宅島旅行記③ 今崎海岸・三池港など

興味を持っていただけたら