毎日賛歌。好きなことについてつらつら書いていきたいと思います。

小笠原旅行記② 島を一周。旭山南峰・コペペ海岸へ

①の続き。いざ、小笠原。 

①③④⑤⑥はこちらから
小笠原旅行記① 24時間の船旅。小笠原・父島へ。
小笠原旅行記③ 戦跡ツアー
小笠原旅行記④ 高山・中山峠
小笠原旅行記⑤ 山ツアー
小笠原旅行記⑥ 南島・小笠原最終日

一周スタート 大村海岸

宿を出る前に。とにかく、日焼け止めを塗りたくります。こんなに塗るかというほどに。念には念を。黒いと帰った時、困るので。とはいうものの、前日の船上、甲板にいるときには特に対策していなかったので、すでにそこそこ焼けてしまっています(東京の日差しをなめてました)。まさかの東京湾内です。 

準備を済ませた後は移動手段。自転車を借りに行きます。島って結構アップダウンがあるので、本当なら原付の方がいいんですけどね。原付乗ったことないんですよね。以前、別のところで借りようとしたら、乗ったことない人には貸せないと。早く教習行きます。行かせてください。 

というわけで自転車を借ります。小笠原観光さんで借りれると宿の方から教えていただいていたので、さっそく向かいます。電動自転車・6時間2000円でお借りしました。 
はい。お次は翌日以降のガイドの予約のために小笠原観光協会さんへ。。事前にできていなかったので。ここでは、いつ、どんなツアーに参加したいか伝えると候補や空き状況を教えていただけるので大変助かります。 

予約を済ませ、行動開始。とにかく、まずは海見たいですよね。市街地から近い大村海岸に行きます。 

いやー、きれいな海だこと。月並みな表現になっちゃうけど、すごい。小笠原の海の魅力はボニンブルーだと思います。ボニンとは。小笠原は別名ボニンアイランドと呼ばれてます。これは江戸時代の無人島(ぶにんじま)からきているそうです。 
ボニンブルーは濃い青色を表しています。小笠原の海特有のこの濃い青がとてもきれい。日本海でみられる黒っぽい青とも違う色で、鮮やかな濃い青。エメラルドグリーンとボニンブルーのコントラスト。これが小笠原の海の魅力だと思います。この先出てくる写真たちでその魅力をすこしでも感じ取っていただけたらうれしいです。 

長崎展望台

大村海岸をあとにし、自転車で父島をおおよそ一周していきます。とりあえず長崎展望台へ。市街地を離れ、夜明道路へ。
この先の道のりが地獄。超ハードな登り。かなりの傾斜。こういう時のために原付がいいなって思うんですよね。でも自転車めぐりも趣きあっていい。だから踏ん張ります。登りをこえていけ。
途中、ワンボックスに抜かれる。懸命にこぐ。優雅に上るワンボックス。見るんじゃないぞ。まあ見てないと思うんですけどね。自転車をこぐのは惨めなことではない。自らの力で坂を駆け上る勇ましい行動だ。 葛藤をくりひろげながら、到着。 

長崎展望台。海。地平線。この先の陸地はずっとはなれたところにあるんだな。孤島なんだな。今、小笠原にいることを実感してうれしくなる。 

この時点で14時手前なので、ほどほどにして先を急ぎます。 

旭山南峰

次は旭山南峰に向かいます。この先もまだ登りなんですよね。いや電動でもきついのよ。途中、野ヤギを発見。小笠原には野ヤギがいます。食用に持ち込まれたものが野生化したそうです。さあ坂に話を戻します。さすがに堪えてくる。気迫で登り続ける。

ちょっとした駐車スペースがあり、旭山への入り口に到着。小笠原の森に踏み入る。途中、旭山山頂と南峰への分岐が現れます。グーグルマップをちょっとばかし見た感じだと南峰の方が景色が好みそうだったので、南峰へ。

入り口から20分ほど歩いて旭山南峰到達。大村地区の街・停泊中のおがさわら丸がみえます。おがさわら丸は滞在中ずっと停泊しています。乗ってきたものにそのまま乗って帰ることになります(週1便の期間)。あんなでかい塊がたたずんでいる姿は堂々たるものです。島の至るところから確認できます。シンボリック。

南峰をあとにします。山頂には結局行かなかったのですが、後日ガイドさんにこの話をしたところびっくりされてました。山頂行かないで南峰チョイスはレアなのかな。 

コペペ海岸

ここからは一気に島の南へ。コペペ海岸を目指します。もうほとんど登り切っているので今度は下りがメイン。島の坂道を自転車で下るの最高。ちょっとスピード出すぎて怖いけど。風が気持ちいい。

コペペ海岸到着。きれいなビーチ。サンゴがたくさんでシュノーケリングに適したビーチだそう。こんなきれいなところなのに人がほとんどいない。独占。静かなビーチで青い海を心行くまで楽しめます。夜は星がきれいに見えるようなので、余裕のある方はぜひ。 

対岸の崖の上には、小さくですが、明日行く予定の中山峠が見えました。結構高いところにある。峠だもんな。しっかり心構えをしていきます。 

ここまでの自転車こぎで疲れが見えてきました。日差しの強さで想像以上にもっていかれます。なのでゆっくり波の押し引きを楽しむことにしました。 

大村地区へ

満喫しました。時刻は16:00。ぼちぼち宿がある大村地区方面へと向かいます。 

ここからは山道ではないのでそれほどアップダウンはありません。電動自転車ならスイスイ。途中、境浦海岸の濱江丸が道から確認できました。濱江丸とは、第二次世界大戦中に使われていた商船。アメリカ軍からの空襲や魚雷の攻撃を受け、全損してしまったものの、その残骸が境浦海岸にいまだ残っています。ここもシュノーケリングスポットですので、泳いで濱江丸の近くまで行くことができます。島の方の話によるとそれほど深くもないとのこと。ぜひ行きたかった。 

清瀬地区には大きめの芝生の運動場があり、小学生がサッカーをして遊んでいました。正直、思った以上にこどもがいて驚きました。
小笠原支庁によると父島には小学生が138人いるとのことです。全体の人口も増加傾向のようです。過疎化が問題になっている中で異彩を放ってますね。移住者が多いとのこと。都会で暮らすのを是としない人たちが渡ってくるんでしょうね。
私も今回小笠原に来てみて、その気持ちが十二分に理解できます。確かに不便ではあるでしょうが、こういうところで暮らしたら、価値観が完璧に変わると思います。 

父島には高校もあります

大村に戻ってきました。自転車を返却して、少し散歩。生協で買い物を済ませます。この辺りにはスーパーや商店がほかにもいくつかあります。街を把握したところで帰還。宿で夕飯。今回は2食付きで予約しています。朝・夕食はすべて宿でいただきます。 

父島のメインストリート

おなかを満たし、部屋で休息。暑いから体力もってかれます。へろへろ。翌日以降のためにリカバリー。本当だったら湯舟つかりたいんですけど、銭湯ないんですよね。悔しい。風呂付のホテル等あればそこにしてもいいのかも。できることはストレッチくらいですかね。あとは睡眠をしっかりとる。とはいえそんなに早く寝る気にもなれないんですが。 

さあ、あと3日の小笠原。楽しんでいきましょう。 

③へ続く。 
小笠原旅行記③ 戦跡ツアー
小笠原旅行記④ 高山・中山峠
小笠原旅行記⑤ 山ツアー
小笠原旅行記⑥ 南島・小笠原最終日

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