毎日賛歌。好きなことについてつらつら書いていきたいと思います。

おがさわら丸 予約から船内まで

今回はおがさわら丸の予約方法や船内についてなどをご紹介します。
小笠原旅行を考えている方の参考になればうれしいです。 

小笠原について 

小笠原諸島は東京から南に1000キロ。太平洋上に浮かぶ島々です。
沖縄本島とほぼ同緯度。そのことからもこの島が南国のリゾート地であることがわかるでしょう。
大陸と地続きになったことがないことによる独自の生態系が評価され、2011年に世界自然遺産に登録されました。
自然あふれる南国の島々、それが小笠原諸島です。 

小笠原諸島・アクセス方法 

アクセス方法は船のみです。飛行機はございません。
船は小笠原海運が運行する、おがさわら丸が東京・竹芝桟橋と父島・二見港との間を往復しています。
所要時間は24時間。丸1日です。
就航しているのは基本的に週1往復。繁忙期は週2往復ほどになります。 

竹芝桟橋から見るスカイツリー
父島・二見港

日程 

まずは日程を決めましょう。
先ほどご紹介しました通り、おがさわら丸は多くても週2便。いつでも行けるわけではなく日程の調整が必要です。
年間の運行スケジュールがホームページに出ています。都合をつけて乗船日の目星をつけましょう。 

予約 

つづいては予約。
繁忙期を除き、東京発便の出港日2ヶ月前から東京発便と直後の父島発便の予約が始まります。GW・年末年始・夏の繁忙期は一斉発売となります。
日程についてはホームページをご覧下さい。
予約方法はネット・電話・直接来店・旅行代理店があります。 
ここではネット予約と電話予約について詳しく書きます。 

ネット 

ネット予約は小笠原海運のホームページからできます。
会員登録が必要です。
決済方法はクレジットカードのみとなります。
利便性ではネット予約が1番だと思います。 

電話 

電話予約では会員登録は不要です。
決済方法は振込のみになります。
予約後に予約確認書が届くのでそれをもとに振込します。 自分の時は振込期限は乗船日の2週ほど前に設定されていました。

比較 

決済方法について、ネット・直接来店・旅行代理店ではクレジットカードが使えますが、電話予約では使えません。 その他大きな違いはないと思います。

船室 

一番低いグレードから、2等和室、2等寝台、特2等寝台、1等室、特1等室、特等室がございます。
ちなみに自分は2等寝台と特2等寝台のみ利用したことがあります。 

2等和室 
4人一列の雑魚寝スタイル。
とにかく安さが一番という方におすすめ。 

2等寝台 
左右上下に2段ずつのカプセルホテルのイメージ。
安くしたいが、個人の空間は欲しいという方はこちら。 

特2等寝台 
左右に1段ずつのカプセルホテルのイメージ。
2等寝台との違いはTVがついていること。
左右1段ずつであり、通路との間にもカーテンがついているため、2名で利用する場合は半個室のような状態にすることができます。
自分は1名利用でしたが、端っこの寝台に配席されたため、1名で半個室の状態にすることができました。 
2等寝台では周りが少し気になる(物音など)ことがございますが、特2等寝台ではその心配が軽減されます。

1等室 
このグレードから部屋になります。
定員2名。
シングルベッド2台、TVがついています。 

特1等室 
定員3名。
シングルベッド2台にソファベッドが1台。
TVのほかにバス・トイレ・冷蔵庫・空気清浄機がついてます。 

特等室 
定員2名。
キングサイズのベッドが1台。
特1等室と同じくTV・バス・トイレ・冷蔵庫・空気清浄機がついてます。 

料金は燃料油価格変動調整がされるため、月ごとに変わる可能性があります。 
参考に2022年3月の料金は2等和室 26480円、2等寝台 30170円、特2等寝台 40040円、1等室 55440円、特1等室 71490円、特等室 78910円となっております。 
また、1等室以上の部屋を1名利用する場合には追加料金が発生します(1等室6000円、特1等室・特等室18000円)。 

24時間すごすことになります。個人のスペースがないと苦痛という人は、2等寝台以上をおすすめします。 

予約の際の注意点 

この記事で1番伝えたいことは、ネット予約の空席確認が×になっていても、まだ空いてることがあるということです。
自分が予約する際も、ネットでは全て×になっていたのですが、電話をしたところまだ空きがあり、予約することができました。
諦めずに電話をしてみてください。 

もう1点注意すべきことは、繁忙期のチケットはすぐに売り切れるということです。
繁忙期分(特にGW、7・8・9月、年末年始)の予約開始直後にはネット・電話両方とも繋がりにくいなど、予約が殺到することが見込まれます。
とりわけこのコロナ禍では海外に行けないことによる小笠原人気の向上や席数削減によって、より予約が埋まりやすくなっています。
自分が予約したのは9月発の船だったのですが、予約開始当日のお昼頃でネットの空席状況は全部×になっておりました(なんとか電話で予約できましたが)。
繁忙期には会員登録を済ませておくなど、出来る限り事前に準備をし、予約開始に備えましょう。
繁忙期ではない場合でも念には念をで、開始後すぐに予約されることをおすすめします。 

当日 

出港時間は実際に船が出発する時間なので余裕を持って、1時間前には竹芝桟橋に到着するようにしましょう。
搭乗券引換書を持ってカウンターへ。搭乗券を獲得します。受付時間は9時半~10時40分となっております。
その後、船室の種別ごとに乗船開始の案内が流れ、乗船となります。 

乗船後 

船内設備 

船内には売店・レストラン・ラウンジ・シャワールームなどがあります。
売店やレストラン、ラウンジは営業時間が決まっておりますのでご注意ください。 

船酔い対策 

私が船に乗ったのは夏の晴れた日でした。
この時は東京湾内の最初の3時間はさほど揺れませんでしたが、外洋に出ると結構揺れ始めました。
船酔いが心配な方はとにかく横になりましょう。一度酔ってしまうとそのあとが地獄です。
酔い止めも事前に準備するとさらに安心です。 

過ごし方 

事前に過ごし方も考えておくとよいでしょう。 
読書・映画・動画・睡眠などなど。
電波は東京湾内以外ではほとんどつながらないので、映画や動画は事前にダウンロードしておきましょう。 
個人的にはこれでもかというくらいに寝るのがおすすめです。
起きていてもやることがないからと心置きなくひたすら寝れます。

まとめ 

以上、おがわわら丸の予約方法や船内などについて紹介いたしました。小笠原旅行の参考になれば幸いです。
小笠原諸島は自然豊かな、まさに楽園と呼べる場所です。1度は訪れてみてください。
また、船で24時間過ごすというのはなかなか体験できないことです。ぜひ有意義な時間にしていただきたいと思います。 

PS:小笠原での旅行記を書いてますので、向こうでの過ごし方の参考にぜひお読みください。

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