①のつづき
ポルトガル・リスボンにやってまいりました。
本日はユーラシア大陸最西端のロカ岬に向かい、夜はスポルティングCPの試合を観戦します。
⓪①はこちらから
ポルトガル旅行記⓪
ポルトガル旅行記① リスボン街歩き・ビカのケーブルカー
朝のリスボン・ビカのケーブルカー
2日目。7:30。リスボンにておはようございます。
本日の日の出は7:00ごろ。
まずは夜明けのリスボンを歩いてみます。
8月、真夏のリスボンですが、朝は肌寒い。
長袖の羽織ものがないと寒いですね。
ただひんやりした空気が散歩するのに気持ちがいい。
まだ朝早いこともあり待ちゆく人は少なめ。
ゆく当てもないのですがこの人の少なさならと昨日は人がたくさんだったビカのケーブルカーまで行ってみます。
到着。案の定、人がいない。
人がたくさんいてにぎわっているのもまたいいですが、混雑がなく堪能できるのはいいですね。
朝のススメ。
来る途中には運航開始前のトラムがあり、思う存分写真を撮って楽しむ人がいました。
帰り道にオープンしたてのパン屋さんでパステル・デ・ナタをいただきました。
おいしい。オープン直後であろうからできたてなのでは?
さらに、朝ならではの光景に遭遇。
ゴミ収集車が行脚していて、生活感を感じることができたのも良い。
ホテルに戻り朝食。
朝食付きでしたのでホテルでいただきます。
ロカ岬
9:00。
さあロカ岬を目指そうではないか。
ロカ岬はユーラシア大陸の最西端です。
いわゆる最果ての場所。
リスボンからロカ岬への公共交通機関での行き方は2通り。
シントラ経由かカスカイス経由。
行きと帰りを別ルートにしてどちらの街をも周遊するという方法もあるのですが、午後はリスボンを散策したいので行けたとしてもどちらか1つ。
ということでカスカイス経由で向かいます。シントラをしっかり観光には時間が足りなそうだったので(シントラは歴史のある町で城跡があったりします。そしてシントラの文化的景観が世界遺産に登録されています)。
「Rossio」駅から地下鉄に乗り「Cais do Sodrè」駅へ。
そこからCP(ポルトガル鉄道)で「Cascais」駅へ。
ちなみにこのCPでも地下鉄で使用していたプリペイドカードが使用できました。
30分ほどで到着。
「Cascais」からはバスでロカ岬まで行けます。
しかしバスの乗り場がわからない。
ちゃんと調べてくればよかったのですが。。。
駅前で待っていると1台のバスが。
運転手にロカ岬に行くか聞いてみたところ「行かない」と。
なにやら向こうの方を指さしている。
どうやらロカ岬へのバス停はここではない様子。
少し歩いて大通りへ。
周辺を歩いたがそれらしきバス停はない。
困ったなあ。
確かにGoogle Mapは駅前からバスが出るといっているのですが。
ネットで調べたところ近くにあるショッピングセンターの1階がバスターミナルになっているとのこと。
向かってみるとバス停が。
ちょうどよくロカ岬を経由するバスが現れたので、乗車の列に並ぶ。
運賃は先払いのよう。
列の進みは順調でなく私の番の頃には出発時間になってしまったよう。
ちょうどのお金を持っていなかったため、運転士に行先をつたえると、運転しながら運賃の機械をそうさしていました。
怖いけど海外だとこんなもんなのかと、もう少し豪快さを身に付けたいものです。
それはさておきレッツゴー。
しかし、Google Mapは駅前からバスがでていると示していたのにあれはなんだったんだろうとか考えながら、バスはしばらく進むと、なぜか私のGoogle Mapが指し示す目的地からは離れていきます。
なぜ。
確かにロカ岬に行くはずのバスに乗ったのに。。。
しかし不安は徒労に終わります。
ここで気づきました。
目的地にしていたところはロカ岬ではなく、それより南のラソ岬?でした。
地図の縮尺感がわかっておらず、最西端だから左に出っ張っているところだと思っていました。
地図の縮尺を小さくしてみると確かにそれより上により西端であろうロカ岬が。
バスは確かにロカ岬に進んでいました。
安心安心。
だから駅前からバスがでるとGoogle先生は言っていたのですね。
そもそもの間違いでした。
海外の路線バスに乗るのは初めてで緊張しておりました。
ひと悶着ありましたが、無事目的のバスに乗ることができました。
しかしこのバススピードが速い。
片田舎のそこまで広くない道路ですがビュンビュン飛ばしていきます。
ラウンドアバウトと思われるカーブももろともせず飛ばす飛ばす。
日ごろからこういう大胆さになれていたら小さいことが気にならなくなれるんだろうなぁ。
バスの中から時々見える大西洋。
見慣れない風景。
異国で乗る公共交通機関は素晴らしいです。
30分強で到着。
10:45。
着いて早々人の多さに驚き。
想像では最果ての地らしく人がまばらで、「異境にたどり着いたぞ」と思っていたのですが、かなりの賑わい。
ツーリングのバイクが頻繁に出入りして爆音を上げている。
また、駐車されているバイクの数がおぞましい。
そんなことはさておき、目の前には大西洋の大海原。
ついに最西端に到達しました。
普段ユーラシア大陸に属していないですが、やはりここまで来たんだなという達成感を感じられ、目の前に地平線まで広がる大海原がみえ、その海もきれいと景色もよく、遮るものがないため吹き抜けていく風が気持ちのいいところ(気持ちいどころか結構な強風でした)と来る価値が大いにありました。
ドライブやツーリングで来るのもまた楽しいだろうなぁ。
帰りのバスは1時間に1本であり、時間を持て余してしまいました。
風も日差しも強いため、観光案内所の近くのベンチで風と日光を避けながらバスを待ちます。
しかしバスは待てども待てどもこない。
ほかの行先のバスは来るのですが、目当てのカスカイスに向かうバスは来ない。
本来であれば、見逃しちゃったのかなとか、待つところがここじゃないのかなとか、さっきのバスがもしかして乗るべきばすだったのかなとか、とても不安になるはずですが、さほどその心配はしていません。
なぜなら、私がロカ岬に到着したころから同じバスを待っていると思われる人がいるからです。
その人は来るバス来るバス運転手になにやら話しかけて乗りません。
おそらくどれも行きたいところに行けないバスなのでしょう。
目的地は私と同じカスカイスだと思われます。
そんなところでいつまで待っていてもしょうがないので、Uberも選択肢に入れながら、どうしようかと思っていると、予定より30分遅れでバスはやってきました。
よかったよかった。
先ほどの方は運転手に対してお怒りでした。
おそらくめっちゃ待ったぞと伝えているのでしょう。
こうして最果ての地を後に。
今回はここまで、次回はカスカイスとリスボンを散策します。
③につづく