ポルトガル旅行記⑨ コスタ・ノヴァ

⑧のつづき

ドラガン競技場や素敵なレストランを楽しんだポルト初日を終え、2日目は少しポルトからお出かけ。
コスタ・ノヴァへ向かいます。

1 ポルト→コスタ・ノヴァ
2 コスタ・ノヴァ

ポルト→コスタ・ノヴァ

ポルト2日目の朝。
昨晩、ワインボトルを1本空けた割には体の調子がいい。
早めに寝ることになったためか、７：30には起床するというすばらしい朝。

さて、本日は何をするかと。
ポルトに滞在するこの3日の中で、1か所はどこかポルトから離れた場所に行きたいなと思い、いろいろと模索。
ドウロ川を遡上、ドウロ渓谷の方にいって、ブドウ畑やその景色を楽しもうかとも思いましたが、移動ばかり時間がかかって（片道3時間かかるよう）いまいちかなあと踏ん切りがつかない。
そこで他にも調べ、選んだのがカラフルな家々が魅力の海辺の街、コスタ・ノヴァです。

ポルトからコスタ・ノヴァへの行き方は「Campanha」駅から「Aveiro」駅までポルトガル鉄道の電車に乗り1時間。
「Aveiro」駅からは車で10～15分程度です。
（ガイドブックによるとバスが出ているとのことでしたが、GoogleMapでは情報が出てきませんでした）

さて出かける準備をしながら、行先を考えていて、コスタ・ノヴァへの車の時刻表を見ると発車の15分前。
電車は30～40分１本程度なので、飛び乗る。
9：00発の電車で「Campanha」からコスタ・ノヴァの最寄り駅である「Aveiro」へ。
揺られること約1時間、Aveiro駅到着。
駅舎を出るときれいなアズレージョが施された建物がお出迎え。
旧駅舎とのこと。
素敵です。

アヴェイロからコスタ・ノヴァまでは12,3キロ。
さすがに歩くわけにもいかず。
Uberを呼びます。
初めて使うのでまずはアプリのダウンロードから。
しかしなんのその。
現代文明おそろしや。
異国の地でもぼったくり等の心配なく、また簡単にタクシーを使えると。
便利すぎる。

さっそく配車を済ませ、ピックアップポイントで待っているとそれらしき車がやってきて、近づくと名前を呼ばれる。
初めてなので緊張しましたが、何事もなく乗車完了。
すばらしい。
15分ほどでコスタ・ノヴァ到着。
15ユーロほどでした。

コスタ・ノヴァ

降りてさっそく、カラフルな縦縞の家々。
かわいらしい。
キュートな街です。
もともと港町で漁師が帰ってくる際に自分の家がわかりやすいようにカラフルな家にしたのがはじまりだそう。
しばし散策。
目の前には川？運河？湖？があり、近くに高い建物がなく、開放感がある。
人もそれほど多くなく、心地よい。

レストランやお土産物屋さん、市場などがありました。

街の裏手には海。
大西洋。
昨日の朝、ナザレに続いて2日連続の大西洋です。
長くて広いビーチ。
風が強く、夏の昼間、快晴という条件でも肌寒い。
駐車場にはたくさんのキャンピングカーが止まっている。
いつかキャンピングカーでポルトガルを旅行したいです。

朝から何も食べていなかったので市場のパン屋で甘いパンを購入し、川？運河？湖？を眺めながら食べる。
この旅行も明日で終わりかと寂しくなる。
このままの時間が続いたらいいのになあ。
非日常。
西洋の乾いた風が気持ちいい。

もう少し歩いてみたりしながら、時間はお昼時。
ハンバーガーでも食べます。
「Sabores da Madeira」。
おいしくいただきました。

お昼も食べ終わり、一通り満喫したので、そろそろポルトに帰りますか。
例のごとくUberを駆使し、aveiro駅へ。
ベネズエラの方が運転手でした。
少し話しかけていただいたので、ここぞとばかりに拙い英語にて「日本ではベネズエラ人の野球選手が活躍しているよ」と伝えようとしたのですが、あまり英語はできないということで話を理解してもらえませんでいた。。。
そんなわけで帰りも15分程度で到着。
だいたい7.5ユーロと行きの半分ほどのお値段。
なんの違いなんでしょうか。

電車の時間まで少し余裕があるので、アヴェイロの街を歩いてみたく、駅より手前で降車。
駅まで歩いてみます。
水の都とも呼ばれるアヴェイロ。
街の真ん中には運河が流れ、カラフルなボートが行き来。
優雅な空間です。
あまり細かいところまで歩いてみたわけではないので何とも言えないですが、他の都市と比べて理路整然とした街という印象がありました。
そんな空気を漂いながら駅到着。
また1時間かけてポルトへ帰ります。