②のつづき
前回は徳島旅行2日目。
海岸で野犬に追われ、九死に一生を得て、その後は甲浦の街並みを散策しました。
この後は室戸岬に向かいます。
①②はこちらから
徳島旅行記① 鳴門の渦潮・阿波おどり会館
徳島旅行記② 甲浦・国道55号を南下
室戸岬
15時。
ここ、海の駅東洋町から室戸岬までは40分ほどです。
海岸沿いの道をひたすら南下していくことになります。
道中は左に海、右には山といったところを走行していきます。
こういう光景に四国らしさを感じます。
勝手な印象だと、四国はとにかく山間部が多いんですよね。
山あいに集落があったり、人が住める平地に街が密集していて。
そこが四国にしか出せない魅力を生み出している要因だと思っています。
というわけで室戸岬到着。
実は室戸岬に来るのは2回目。
前回は2年半前。
こないだ来たばかりじゃないかというツッコミをいただきそうですが、勘弁してください。
前回来た時はどんより曇り。
なんならぽつぽつと雨が降ったりしていました。
それもまた雰囲気を出していてよかったのですが、今回は晴天。
違った見え方がするものと思われます。
さてさて散策開始。
岬というと、とんがった地形に切り立った高い崖のようなところをイメージされることもあるかと思いますが、ここ室戸岬はそういった岬とは少し趣が違います。
海岸という表現が近い。上から見るととんがった地形になっているので岬なんでしょう。地図など上からみないと岬ということはわからない。
海岸には遊歩道が整備されていて、歩くことができます。
魅力は何といっても奇岩たち。
大きな岩がたくさんごろごろしています。
海底が隆起して形成されているそう。
登ったりできる岩もあってなかなか自由に楽しむことができます。
ひと通り散策して終了。
1時間くらい楽しんでました。
ひわさ屋
時刻は16:30。
本日の宿泊地、日和佐に向かって行きます。
ここから1時間半ほどのドライブです。
道中、ホテルのチェックイン時間が気になり、信号待ちで調べてみると18:00と記載が。
「微妙に間に合わなそう。」となり、寄り道せずに日和佐へ。
いくつかちょっと寄ってみたいなというところがあったのですが、残念。
また今度。
とういことで「ホテル 白い燈台」到着。
荷物を部屋に下ろし、夕飯へ向かいます。
「ひわさ屋」へ。
いわゆるお食事処といった印象のお店。
こちらで「海山ごはん」をいただきます。
お刺身と阿波尾鶏の唐揚げのセット。
おかず3品とご飯とお味噌汁もついてきます。1700円。
こういう定食がうれしくなってきた今日この頃。
おいしく、そしてありがたくいただきました。
これにて本日の行動は終了。
伊島紹介
最終日。
本日は伊島に行きたいと思います。
伊島は紀伊水道に浮かぶ島。
阿南市にある答島からフェリーで30分ほどのところにあります。
周囲は約9.5キロ。
人口は160人くらいの様子(2017年時点,阿南市HPより)。
以前、Google Mapを眺めていたところ湿原があるこの島にひっかかり、ピンをたたておりました。
徳島に来たこの機会に渡ってみます。
船は1日3往復。
第2便の12:30発の船に乗ります。
椿泊
船まで時間に余裕があるので、1か所寄り道して船乗り場に向かいます。
椿泊。港町。
今回の旅行はこのようなところをとにかく歩く、歩いた3日間です。
漁協より手前に車を止め(気になったら地図でみてみてください)、歩き。
これより先はかなり道が狭いため、車で進む場合には神経を使うでしょう。
細い道の両サイドにお家が立ち並んでいる。
奥の方まで行くときれいな小学校が。
HPを拝見すると2008年に建てられた新校舎とのこと。
また、城跡の石垣の上に建てられている。
いい学校。
こういうところで育ってみたかったなあ。
車に戻ります。
往復で1時間ほど歩いたでしょうか。
船の時間もあるので先を急ぎます。
伊島
そして答島の船乗り場に着きました。
すでに乗船する小型の船が停泊していたので乗ります。
乗船券は船の中の券売機で買うスタイル。
降りるときに係りの人に渡すようです。
さあ伊島へ出発。
この日はあいにくの曇り空。
昨日あたりから風も強い。
風が強いと波が荒れる。
小型の船は激しく揺れます。
横になれればある程度は酔わないという過去の経験・実績があるのですが、今回は座席のシートに座っていたため、じっとして酔わないように祈る30分。
何とか耐えきり伊島に到着。
しかし船を降りると強風で肌寒い。
特に屋内の施設もないので、寒くなったらどう凌ぐのか。。。
不安の中、伊島散策スタート。
16時の便で帰りますので3時間の時間があります。
かなり余裕があるので、島を1周しちゃおう。
ということで地図に従い歩き始めるとすぐに集落を抜け山道へ。
いわゆるトレッキングのようなコース。
思っていたよりもコースがちゃんとしている。
もっと草を分けていくようなあれ具合かもなと心配していたのですが、問題ないようです。
歩き始めて30分あったかないかで展望所のようなところに。
太平洋が一望できます。
軽食をとり、再び歩み始めます。
途中灯台とかお寺があります。
お寺は島の一番奥にあるのですが、そこまでに1時間半ほどかかってしまいました。
帰りの船の時間が少し怖くなっています。
急げ。
とはいうものの島についてすぐスタートしたわけではなく、軽食休憩もあり、それ込みでの1時間半なので、そこまで心配はないでしょう。
さあ折り返し。
湿原がここで現れる。
野尾辺湿原。
湿原のすぐ隣の細い道を進む。
湿原の中って水だよなあ。
これ落ちたら大変だなあ。
草が生い茂り足場が見えずらく、ふと転倒して落水してしまったら、、、大惨事になりそうです。
余裕がないため写真はとれてません。
慎重に慎重に。
何とか湿原を抜け、再びの山道。
ここまでくればあと少し。
再び登りきると、町が眼下に。
終わりが見えると意気揚々。
颯爽と歩き切り終了。
船の時間まで30分を残し戻ってきました。
集落を散策したいのですが、それも憚られるほどの強風。
少しの散策で諦めました。
トレッキング中はそれほど風を感じなかったのですが、木に囲まれていたためでしょう。
木の防風効果を実感しました。
帰りのチケットは待合所で購入。
船乗り場から少し離れたところにあります。
もちろん船の中でも購入可能です。
この待合所の券売機には往復券があります。
島民の方だけ往復券が使える仕様の様子。
隣の前島に向かう?橋は工事中でした。
残念。
向こうにも行ってみたかった。
はい。本土に帰ります。
同じように30分の船乗り。
来るときほど揺れなかった。
ほっと胸をなでおろす。
16時半に答島帰還。
弁天山
さあ空港へと帰ります。
ですが最後にもう1か所だけ。
B級スポット、弁天山に寄ります。
弁天山とは。
自然にできた山の中では日本一低い山。
標高6.1メートル。驚き。
一体、山とはなんなのか。
誰か教えてください。
せっかくなので登ります。
30秒ほどで登頂。
お疲れ様です。
次は日本一高い山にチャレンジしたいです。
旅行終了
空港で徳島ラーメンをいただき、これにて徳島旅行終了。
しっかりと訪れるのはこれが初めてだった徳島。
渦潮の迫力は一見の価値あり。甲浦は穏やかな街並みで郷愁あふれる。
今回は海沿いばかり訪れたので、少し内陸にも行ってみたいなと。
そこにはおそらくもっと四国情緒がたくさん詰まっているのでしょう。
海沿いにはまだ寄れていない港町が多々あり、散策によさそう。
夏には阿波踊りに行きたいなーと。
という感じで終了とします。
また次回の旅行で。